つきのつれづれ

好きなものに囲まれたい主婦

きっかけはささいなこと

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学生時代の友達と久しぶりに電話をした

子育ての話を中心にいろいろ近況報告

子供のことって自分のこと以上に悩むし

まわりになかなか言いづらかったりするけど

人と話すことによって 自分の考えがはっきりしたりする

それに今は離れているから話しやすいし

単純にストレスが解消されるから 思いがけず長電話になってしまった

 

そんな彼女と共通の友達のSちゃんの話をした

Sちゃんは明るくてポジティプで素直で

私と友達は憧れと羨ましさを持っていたと思う

友達は人見知りで、心配性である日も

「授業中、鼻血が出ちゃったらどうしよう」と心配してたらしい

そんなとき なんとSちゃんが授業中に鼻血を出してしまった

でもSちゃんは

「あれあれ Sは鼻血が出ちゃったわ」と言いはなった

それを聞いて友達は心からびっくりしたらしい

え?そんな感じでいいの?焦らないの?

恥ずかしくないの?

え。  

周りの人も笑わないの?

 

なーんだ そうなんだ

 

それだけ

だけど、ものすごく心が軽くなった

こんなに心配だったのに あんなに軽やかになんでもない風にして

まわりも、大丈夫?ってティッシュを出しただけ

自分の心にあった心配事は怖くなくなった

 

すごくわかる

 

私もSちゃんの素直さに救われたことがある

出会ったばかりの時 私は人見知りじゃないけど

新しくできた友達に馬鹿にされないように 気を張っていたと思う

そんな時にSちゃんがおもむろに

「ビデオって便利だよねぇ 何回も好きなテレビが観れる」

と言った

私は、そんな当たり前のことを言うSちゃんにびっくりした

でも、周りの友達は

「ほんとに そうだねぇ」と言った

またびっくりした

 

今までの私の周りはそんなことを言ったら

「あたりまえじゃん」「何言ってんの?」っていうはず

当たり前のことは口に出さないし

当たり前のことをありがたがったり褒めたりしなかった

でも、新しい居場所では違った

 

 

なーんだ そうなんだ

素直に言っていいんだ

 

 

と私もものすごく、心が軽くなったのを覚えてる

誰もバカにしないんだ なんて居心地がいいんだ

どちらのエピソードもSちゃんはさっぱり覚えてないと思う

でも、私たちには強烈に心に残っていて

大事にしてる

Sちゃんに救われた Sちゃんの素直さに

自分の中の怖い物は自分で作って怖がってるだけだった

子供たちにも伝えたいけど

友達からの一言って親からより 心に響く時があるからそんな時が来るといいな

でも、好きな物を好きと言ったり

あたりまえだと思っていても 良いと思う事は口に出していいんだよと教えてあげたい

わたしたちは知らない間に

当たり前の事をいったらダメ

みたいな呪いにかかってたんだと思う

 

子どもたちはそんな事ありませんように