つきのつれづれ

好きなものに囲まれたい主婦

危篤のしらせ

母が危篤です

闘病中の母の熱が上がって 

本人の希望で救急車を呼んだらしい

(まだ、実家の家族はそんなおおごとだとは思ってなかったそう)

癌サバイバーの母は 抗がん剤治療中だったけれど

今の薬はどうも肺炎になりやすい薬だったらしく

気をつけてたけど肺炎になってしまっていた

 

私も呼び寄せられて新幹線に3時間ほど乗って駆けつけました

その時は、なんとか受け答えもできて

「〇〇(わたし)よー」と言うと

「かわいい」と答えてくれた

いつもかわいいと言ってくれる

美人と言われる姉と従姉妹と3姉妹のように育って

圧倒的なブサイクの私に、いつもかわいいと言ってくれる母

 

運ばれたときに、ICUに入りそうになったが

ICUに入るという事は できる限りの延命治療をするという事らしい

実家の話合いでは 延命治療はしないと決めていたのでICUではない個室へ

特別室で1日3万円 夜運ばれて次の日まで特別室だったので 6万円

3日目に普通の個室に移れてホッとした

命には変えられないけど、1日3万はきつい

 

数日して主治医から

「痛みをとる事をメインにしていきましょう」と言われて

家族も納得

眉間にシワを寄せていたのがなくなるけど

そのかわり意思疎通はできなくなった

そうなる前に、私の家族も呼び寄せて

孫と少しだけど会話できたのはよかった

 

父はそう言われても

「あと1ヶ月ぐらいですか?」と主治医に聞いて

「…いえ、1日か2日」と言われて絶句していた

 

順番に母にハグをしてみたりして

別れの儀式をする

ありがとう だいすきだよ

 

そうして意思疎通はできなくなったけど

1日か2日と言われた母は

驚異の粘りをみせてくれて6日生きています

酸素を送って 鎮静剤と点滴だけ

あとは本人の体力次第だそう

 

病室に入る事も特別に許され

会いたい人に会わせてくれる病院

朝から晩まで入り浸ってます

 

ふと、いつまで続くんだろうとか

職場はまだ休んでいいんだろうかとか

冷たいような現実的な考えが浮かびます

 

母が居なくなるのは悲しくてさみしいけど

ずっとかわいいって言ってくれて

好きなことさせてくれてありがとう

後は痛くないようにしてあげたい

いつかはくるのがわかってたから

心の準備も少しはできてるのかな